清水戦プレビュー

 ウイニングイレブンでの解説からは想像できない(←失礼)名監督ぶりを見せている長谷川健太監督率いる、清水エスパルス戦。1年見ないうちにいつの間にやら強豪クラブへと復活、今季も開幕2連勝と絶好のスタートを切った清水に対して、胸を借りる試合になりそうです。

「J1上位陣に対してどれだけいいサッカーが出来るか」

 不安もありますが楽しみな1戦です。



 そして久しぶりの日本平。前回の来訪は2005年シーズンの初勝利の試合でした。ここは見易くて雰囲気があって(食べ物も美味しくて)、印象に残るスタジアムのひとつ。こちらも楽しみです。

 今回は記念価格で割引されている18きっぷで向かう予定。

2007-02サンフレッチェ広島(広島ビッグアーチ)

 教訓。「ペナルティ・キックは、ネットが揺れてから初めて喜ぶべきである」

 フランサの蹴ったボールは妙に響くガシャーンという音ともゴールの枠に弾かれてしまいました。あのPKが決まってれば2−1だったのに!

 …と思いがちですが、恐らく、それはそれで2−2のドローに追いつかれていたのではないか。後半の広島の猛攻を耐え凌ぐ展開から、そんな事を感じさせられる試合内容でした。

 先制点は現時点での得点王、菅沼実の強烈なミドルシュート。ちょうど弾道の真後ろから見ていたので、ボールが徐々に大きくなりながらこちらに近付いてきて、そのまま鋭くネットを揺らしていました。素晴らしい。

 しかしながら相手の戸田のゴールも、後日映像で確認してみると技ありでしたね。一つ前で2人の間に通された時点で勝負ありでしたでしょうか。ボールに一生懸命寄せるのはいいんですが、やっぱりこの辺ももう少し経験が必要なのかもしれません。まだまだですね。でも我々は発展途上のチーム。こういった苦い結果を糧にしてどんどんいいチームになっていってほしいものです。

 今回は空港からレンタカーに便乗させていただきました。行きは順調に推移し、11時には現地に到着。

 駐車場整理の係員さんに最寄りのコンビニの個所を聞き、アストラムライン大塚駅近くのセブンイレブンまで買出し。調べてみると1キロありました…。帰りの坂登りは結構な辛さ。中国新聞を購入すると一面でサンフレッチェの開幕アピール。(連動企画?)

 ちゃんとレイソルのロゴまで入れてあって凝っています。しかしスコアを勝手に「広島1−0柏」にしているのはいただけません(笑)

 そして入場後、天気予報に反して降り始めた雨。ポンチョを探してスタジアム内を放浪するも発見できず、諦めて席に戻ると電光掲示板に「ポンチョ各売店で販売中!」の文字。再びスタジアムコンコースへ駆け出し、300円で透明なポンチョを買いました。フードのあるほかは手の部分に穴が開いているだけの簡易なものですが、急な雨をしのぐには十分。日立台にもあると良さそう。

 試合終了後、駐車場までのシャトルバスを待ち、渋滞にハマり、更にレンタカー返車場所からホテルまで迷い、結局チェックインしたのは午後7時でした。試合終了後3時間。前回はアストラムライン→JRで広島駅に向かいましたがその時は2時間弱。もうちょっとアクセスが改善されるとよりよい環境になると思いますが、翌日も市内の道路は渋滞していましたし、なかなか難しいのでしょうね…。

広島戦プレビュー

 日立台での開幕を翌日に控えていた先週土曜日、FC東京対サンフレッチェ広島のゲームを味の素スタジアムのバックスタンドで観てました。

 序盤は東京が優勢で、石川ナオのシュートがクロスバーに直撃したりと惜しいシーンを作ってました。が、前がかりになる東京の隙を突いて鋭くカウンター一閃、そして二閃三閃。積み重ねたゴールの結果、4−2で広島の勝利。…日曜日とあわせて2日間で10ゴールも見てしまいましたよ(笑)

 バックスタンドからよく見えた1点目のシーン。アシストは右サイド駒野友一アーリークロスでした。落下点より前で相手DFと共に潰れたウェズレイ、そこを通り越した先に走り込んできた佐藤寿人がワンバウンドしたボールをダイレクトボレー。敵ながら、見事な得点でした。

 守備に目を移してみると、戸田和幸を真ん中に、盛田剛平森崎和幸が組む3バックは(こちらの勝手なイメージからすると)全員「本職外」。どんなだろうと思って見ていましたが、中盤と連携をとって個人勝負には持ち込まない形で大きな破綻はなし。逆に攻撃時には全員が基点となれる、攻撃的な3バックという感じでしょうか?

 ピンチには全員が守備意識高く、逆に好機と見ると中盤の底からグッと連動して押し込む動きを見せるチームに対して、「組織」という言葉が強く思い浮かびました。よく作られたチームです。


 こちらも同じく快勝したとはいえ、監督は不服そうだったと伝えられた前節。磐田はこちらのプレスに引っかかってくれましたが、今度は洗練されたチーム組織と強力な攻撃スタイルを誇る広島。その相手に自分たちのサッカーがどれだけ通用するのか、楽しみです。


 広島関連のブログを読んでいると、「ホーム開幕戦だから盛り上げたい」「ビッグアーチに客をたくさん入れたい!」という事がちらほらと書いてありました。うちは入れ物が小さくてそれはそれで大変ですが、逆に大きすぎるのも大変そうです…。

 今回はビッグアーチ・アウェイ側として、さすがに広島まで行く柏バカは多くはないでしょうが(ここにいますが…更に周りにもたくさんいますが)、少数精鋭一騎当千元気玉(?)の意識を強く持って、その盛り上がりの一端を担わせていただきたいと思います。


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―チームメイトの森崎和幸には、「多分試合中もラーメンのことを考えているので、サッカーのことを考えてほしい」と指摘される。―最初に盛田のCBコンバートを考えていたのは2001年、川崎フロンターレ監督の石崎信弘だったようである。
ミハイロ・ペトロヴィッチ曰く、「FWだったのが間違い(笑)」

 Wikipedia「盛田剛平」、読んでいるだけでこちらがファンになってしまいそうです(笑)

 その盛田、リーグ戦で最後に点を決めたのはもしかしてあの雨の日立台ですかそうですか…。

2007-01ジュビロ磐田(日立台)

 4-0完勝。幸先のいいリスタート。

 シュートの打てないもどかしい展開を強いられた前半の序盤。天皇杯での対戦経験がモノを言ったでしょうか、「ここをしのげば何とかなる!(…はず)」と強い信念の元、我慢我慢…。

 しかしその天皇杯と比べると、磐田側のボールはなかなか前に進みません。相手各選手の意思疎通が出来ていたなかった…というよりも中盤でうちのプレスを軽やかにかわしてボールを前線に供給していた選手が抜けた穴が大きいような印象でした。

 対して、こちらの新加入組の一人、マルシオアラウージョ。キャンプ後に合流してから耳に入ってくる情報は「まだ時間がかかる」「フィットの兆しなし」「ディエゴの後釜として不安」…とネガティブなものばかり。

 スタメンだと聞いて驚きました。そこで一番恐ろしかったのは球離れが遅くなり、相手に囲まれてボールをロストしカウンターを受けるという展開。しかしそこはさすが石崎監督。意識してかそれとも元々そういうプレイヤーなのか、中盤に顔を出しては旨く球をさばき、目立たないまでもしっかりとチームの一員としてプレーしてましたね。

 アルセウもそうでしたが、日本人選手が時に背中を向けがちな相手のプレスに対して、ブラジル人らしいリズムでの「いなし」も出来てタメも作れるようですのでいいアクセントとなってくれそうです。

 勿論、フランサ菅沼実鈴木達也を中心とした攻撃陣は言うことなしに見事!重い雰囲気を払拭する達ちゃんの強引なシュートから決まった1点目、“パサーの目を見てインターセプトを狙う”巌のパスカットから始まった2点目、素晴らしいというほかありません。

 古賀・近藤のCBコンビを中心とした守備陣も、シュートを4本しか撃たせず見事にシャットアウト。ゼロで抑えることが出来たのは何よりの結果です。

 この勝利で、目標の勝ち点45まであと42。「短期的な結果で短絡的に満足してはならない」というのもJ2で学んだ大切な事のひとつ。今年もコツコツと積み上げていきましょう。

開幕前夜

 いよいよJ1での新生レイソルお披露目の日が近付いてきました。2007年度の仕事始めです。

 各誌「有識者」の皆様の予想では軒並み下位に沈められておりますが、上等ですよ。苦難の去年1年間で積み上げてきたもの、大いに見せつけてやりましょうよ。

 3ヶ月のオフシーズン、恒例のちばぎんカップを終えて。始まる楽しいサッカーシーズンの時間ですよ。楽しい事も、辛い事も、嬉しい事も、悲しい事も、共に味わいながら、過ごしていきましょう!

第13回ちばぎんカップ

 スライディングで新居の突破を阻止した近藤。直後のセットプレイに備える前に、ユニの背中側をギューっと雑巾絞りをするくらい、ビチャビチャのピッチ。水はけの良い方に入ると思われる日立台のピッチですが、ここまで酷いのは久しぶりではないでしょうか。ボールは止まるのに人は滑っていく…。

 雨の止まなかった前半はペースを掴めず。セットプレー(崩れ)からの失点は引き続き課題に挙げられそうです。なかなか難しいと思いますが、しっかり練習して少しでも減らせるようにしていきたいところ。

 数回削られた石川に変わって後半から(個人的にとても期待している)阿部吉朗が、フランサに近い位置でプレー。彼のポイントは「サイドではなく中央」。サイドに流れがち、中央が空きがちの今のレイソルのチームスタイルにアクセントを与える効果がありそうです。

 そして試合前から気になっていたアルセウ。そのいかつい容姿に反して(失礼?)、柔らかいボールさばきを見せ、「レイソルのストロング・ポイント」フランサとの距離感もよく数々のチャンスメークに絡んでいました。そのフィットぶりは予想以上、キャンプの前半とは見違えるほどでした。石崎監督の指導力もさることながら、アルセウ自身も恐らく賢いプレイヤーなのでしょう。しかしながら監督のコメントでは「まだまだだとは思います」との事。これからの更なる上昇にも期待が持てそうです。

 フランサに協力しながら的確に素早くボールを配給している様をみて、こっそり「魔法使いの弟子」と命名しました(箒が暴走したらどうするんだ)。


 一年ぶりの対戦となったジェフについて。素直な感想として「サポーター増えたなぁ」。柏駅でも何人ものジェフサポを見かけました。代表効果なのか、黄色い声援がかなり大きかったような(笑)そういえば昨シーズン半ばに調布市の地元駅で羽生のタオマフを巻いた女性を見かけたな…。

 次の対戦はゴールデンウィーク最終日の午後7時(何故に…)から。今回は出場できなかった代表組を多く取り揃えた本気バージョンのジェフとどこまで戦えるのか…、そして“結果的に転機となったらしい”去年のちばぎん以来のフクアリも楽しみです。

 「元旦」に相当する(?)ちばぎんも終わって、「仕事始め」の開幕戦まで後もう少し。今年もいよいよ始まります!

ちばぎんカッププレビュー

 オフシーズン何をしよう…と言っていたのは初めだけで、惰性でダラダラと過ごしているうちにあっという間に日時は流れていきました。そしてもう2日後には柏サポのシーズン到来を告げるちばぎんカップ!チケット完売!(危うく買いそびれるところ)

 このカップ戦に勝つとそのシーズンロクなことがない…ということはさておいて、1年のブランクの間に、千葉様は代表に選手を多く輩出するチームとなっておられました。そのため、今回は主力の多数が不参加となるようです。

 というわけでやはり、今回も勝ち負けよりも内容に注視しておきたいところ。見ておきたいポイントは、アルセウの2つのフィット具合。チームに対してのそれと、もうひとつは日本のサッカーに対して。

 ずば抜けた能力の外国籍の選手に頼るよりも、日本人にはない特徴を持つ外国籍選手を上手くチームに溶け込ませることが、昨今のチーム作りのポイント。アルセウに関しては、キャンプで見た時にはチームに対してもサッカーに対しても共にまだまだ戸惑いを感じていたようでした。どれだけ解消されているでしょうか。

 毎年恒例、新応援歌の披露もとても楽しみ。今回は予めWebに公開されています。皆さん予習は済んでますか?ちなみに自分、元歌は「暴れん坊将軍」しか分かりませんでした…。某所のデータを頑張って聞き込んでます。