第13回ちばぎんカップ

 スライディングで新居の突破を阻止した近藤。直後のセットプレイに備える前に、ユニの背中側をギューっと雑巾絞りをするくらい、ビチャビチャのピッチ。水はけの良い方に入ると思われる日立台のピッチですが、ここまで酷いのは久しぶりではないでしょうか。ボールは止まるのに人は滑っていく…。

 雨の止まなかった前半はペースを掴めず。セットプレー(崩れ)からの失点は引き続き課題に挙げられそうです。なかなか難しいと思いますが、しっかり練習して少しでも減らせるようにしていきたいところ。

 数回削られた石川に変わって後半から(個人的にとても期待している)阿部吉朗が、フランサに近い位置でプレー。彼のポイントは「サイドではなく中央」。サイドに流れがち、中央が空きがちの今のレイソルのチームスタイルにアクセントを与える効果がありそうです。

 そして試合前から気になっていたアルセウ。そのいかつい容姿に反して(失礼?)、柔らかいボールさばきを見せ、「レイソルのストロング・ポイント」フランサとの距離感もよく数々のチャンスメークに絡んでいました。そのフィットぶりは予想以上、キャンプの前半とは見違えるほどでした。石崎監督の指導力もさることながら、アルセウ自身も恐らく賢いプレイヤーなのでしょう。しかしながら監督のコメントでは「まだまだだとは思います」との事。これからの更なる上昇にも期待が持てそうです。

 フランサに協力しながら的確に素早くボールを配給している様をみて、こっそり「魔法使いの弟子」と命名しました(箒が暴走したらどうするんだ)。


 一年ぶりの対戦となったジェフについて。素直な感想として「サポーター増えたなぁ」。柏駅でも何人ものジェフサポを見かけました。代表効果なのか、黄色い声援がかなり大きかったような(笑)そういえば昨シーズン半ばに調布市の地元駅で羽生のタオマフを巻いた女性を見かけたな…。

 次の対戦はゴールデンウィーク最終日の午後7時(何故に…)から。今回は出場できなかった代表組を多く取り揃えた本気バージョンのジェフとどこまで戦えるのか…、そして“結果的に転機となったらしい”去年のちばぎん以来のフクアリも楽しみです。

 「元旦」に相当する(?)ちばぎんも終わって、「仕事始め」の開幕戦まで後もう少し。今年もいよいよ始まります!