2007-03清水エスパルス(日本平)

 勝利の三大要素。「バー、ポスト、穴沢努」…と言ってもいいほど運に恵まれました。藤本淳吾の左足から放たれたFKがポスト直撃。後半初っ端のCKからのヘッドはバーに当たって真下へ。更にフェルナンジーニョに単独で抜け出されて決められたシュートは直前のチョジェジンのファールで取り消し。

 ボールを奪ってから素早く攻めてくる相手の前にじりじり押し込まれる展開。キックオフ直後のCKを含め、「決めろよ決めろよ、ゴー!ゴー!」を何回聞いたことやら…。やはり上位を争う相手は一筋縄ではいきませんでした。

 前半はどうしてもマルシオアラウージョのところで流れが停滞してしまっていました。今回のように攻守の切り替えが早い時にはまだまだフィットし切れていないかもしれません。合流が遅れてしまったハンデはもう今さら言っても仕方ありませんので、出来るだけ試合をこなすことで早めに適応してほしいところ。

 狭いところに密集しがちな我がチームにおいて、フランサアルセウに加え大谷らの局面を変えるサイドチェンジが何本か見られたのはいい傾向ですね。そこから相手ゴール近くまで一気に進出できていました。が、やっぱりその後シュートまで持っていけないのが苦しい(この日のシュート数は5本でした)。この流れでいかにフィニッシュに結びつけるか、より洗練していかなければならない部分の一つになりそうです。

 しかしながらこの劣勢の中で勝ち点を3つも持って帰って来れたのは何よりの収穫です。今後はこうは上手く行かない事も多々あると思いますが、勝ち点45という目標に向けて一歩一歩進んでいきましょう。


 久方ぶりの日本平。何回来てもいいスタジアムです。前回来た時にはすぐに買えた静岡おでん。全国規模となったブームの影響なのか、今回はエライ行列が出来ておりました…。「水戸の法則!」などと呟きながらスタジアムバックスタンドを彷徨い、よりホーム側にあるそれほど混んでいない売店で見つけました「おでん」の文字!意気揚々と買ったならば!…普通のおでんでした…(ショック)。

※「水戸の法則」:アウェイ側の売店は非常に混雑するが、ホーム側へ回れば空いている店で同じメニューを買うことが出来る、という法則。笠松グルメを2回制覇したことにより導かれた経験則です。


 今回はちょうどシーズンということもあり、青春18きっぷで移動しました。時間はかかりますが格安で移動できました。帰りは天皇杯磐田戦の帰りにも使った「19:35静岡発東京行き普通電車」に乗って小田原まで。静岡の駅ビルで寿司と静岡おでん(リベンジ)を買って、コンパートメントを9名で確保して、さながら動く居酒屋。

 一般客が怪訝な顔をして通過していったのはきっと気のせいでしょう…。

 ご同行させていただいた皆様、どうもありがとうございました!