2005-24ガンバ大阪@日立台

 ガンバと言えば凶悪な前線3人。この試合も、大黒→アラウージョのコンビネーションで気が付けば失点。ボール保持からパス回し、シュートまでまさにあっという間でしたよ。ほぼ同じ時間に失点した、万博でのアウェイゲームが脳裏をよぎります。

 でも今日は違いました。あの時のようにバックラインがズルズルと後退する事はなく、相手の攻撃陣に対して後ろ向きで対応する事も少ない。危険なエリア手前でのボールへの囲い込みも早かったし、何しろ1対1で負けていませんでした。ガンバはその前3人と後ろとの息がいまいち合っていないのか中盤がややルーズなイメージ。そのためかうちが中盤で割とボールを持てたのも大きかったように思えます。

 そしてレイナウドの突破から玉田のゴール!

 やはり玉田のゴールが決まると、雰囲気が一変しますね。これぞエースですよ。後半の落ち着き払った右足での勝ち越しゴールを含めてこれで今季6得点目。3年連続の二桁得点まで後4点です。もしそれが達成できれば、自ずとチームの調子も、そして順位も上向いてくるでしょう。苦悶の前半戦を乗り越えてストライカーとしての嗅覚が戻ってきた今、貪欲にゴールを狙っていって欲しいものです。

 クレーベルに替わって入った谷澤。どうしても守備が軽いイメージがあるので若干不安を感じましたが、これがどうでしょう、その技術で相手陣内でボールキープする時間を作り出しチームを(そしてサポーターを)落ち着かせる事が出来ていました。こういう働きが出来れば、これまでのような劣勢時のスーパーサブ的役割に加えて、勝っている時の交代要員としても計算できそうです。

 とにかく今日は、首位のチーム相手に素晴らしいゲームを見せて貰いました。(名古屋での惨敗はとりあえず忘れて切り替えて)今後もこの流れを続けていけるか、注目していきたいと思いますよ。