サテライト02FC東京@西が丘

 期待の小林亮が先発&何とキャプテン。3バックの右はやりにくそうだったかな…。後半途中でボランチに入ってなかなかの球捌きを見せてくれたと思います。先発時のディフェンス陣は亮に加えて薩川が真ん中で石川が左。祐三と共に、20番を背負った長身のユースの子(菅野翔太)がボランチで先発でした。

 試合は3バック左右の裏を何度も狙われる展開。しかし薩川が鬼のディフェンスを見せてきっちりと試合を締めていました。さすが薩さん、と唸らせるプレー多数。隣で熱心にメモを取っていらした方(サッカー関係者の方でしょうか)も、薩川の動きに感嘆の声を上げていましたよ。左の平山もレベルの違うプレーぶり。前半はその平山を起点に幾度かのチャンスを作っていました。
 平山は途中、空中戦で相手のアフターチャージで吹っ飛ばされ負傷。その瞬間、歯の欠けた平山が公式のフォトギャラリーで笑っている姿を想像してしまったのは秘密です。いや、無事そうで良かった、本当に。

 得点シーンは、左の展開から忠成がダイナミックなアーリークロスを見せて右の増田へ渡し、シュート性のクロスを宇野沢が“いかにもウノらしく”押し込んだもの。怪我やらインフルエンザやらで体調不良が伝えられていましたが、盛んに動き回ってゴールへのチャレンジを続けていた今日の働きは合格点ではないでしょうか。

 増田のキレっぷりもなかなか。主に右サイドの攻撃を担っていましたが、対面のディフェンダーを手玉に取ってました。間近で見るとそのテクニックの凄さが本当によく分かります。きゅきゅっ、音のするようなキレのあるドリブル。ショートコーナーからのきっちりとボールを捕らえた惜しいミドル(ポスト直撃!)もあり、ドリブルにせよシュートにせよ“芯のぶれない動き”に体調の良さを感じさせてくれました。

 ベテラン勢に元気があっていいですね!若手もしっかり声を出して行けよー。