日本代表−バーレーン代表@アジアカップ5(玉田出場)

玉田来た来た来たぁっ!

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前半の玉田は、とてもサッカーを楽しんでいるとは思えない澱んだ表情でした。つまらなさそうな顔してましたねぇ。広島戦で南がオウンゴールした瞬間と同じような…。

前日まで怪我で別メニューだったことが伝えられていたように、明らかにコンディションは悪そう。玉田と言えば、ボールの芯を捕らえた“バシッとしたシュート”が持ち味のハズなのに、打つシュートはどれもボールの端をかすっただけの半ば空振りに近いものばかり。

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…だったのが、後半のあの狭いコースをGKの上を抜く弾丸シュート!

なんだなんだ、前半の空振り寸前ふかしシュートは事前練習か、それとも敵を油断させるための演技だったのか?…というくらい素晴らしいシュート。

ファーストステージのセレッソ戦、解説者・実況共に「おおっ」と驚きの声を上げた、前半開始早々に似たようなコースのないところから撃った強烈なシュートを思い出しました。直前のドリブル突破からの流れといい、まさに玉田の真骨頂です。

一瞬サイドネットかと思ったけどね。

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更には延長、試合を決定づける4点目。消耗戦のこの流れの中で、いざというときに見せたトップスピード。偉い。相手のラフなスライディング…というより「倒れ込みながらの蹴り」にも倒れずによく踏ん張った。ホント偉い。

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今日の2ゴールで、ここのところ目にする「玉田不要論」(と言ったら言い過ぎか)も多少は落ち着くことでしょう。レイソルサポーターとしても、溜飲を下げることができました。良かった良かった。

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…とまぁ、玉田だけに注目していればまさに感動の勝利だったわけですが。

今日も今日で先発を全く変えず(ここまで来るともはや…というかまさに神の領域という感もある)、そして大方の予想通り、それはもう「ツインターボが逃げるだろう」というような予想と同じくらい(古い)予想通りに、前半開始からほとんど全員フラフラ。

前半途中で遠藤が一発レッドで退場してしまいましたが、その後流れが傾いたのはまさに怪我の功名。これまでほとんど試合に出ていないフレッシュな中田浩二小笠原満男が入ったことによって、1人少ない分をカバー、ともすれば凌駕していたような気がします。元気な所でボールが落ち着く、もしくはプレッシャーをかけに行けるからチーム全体にも勢いが出てきたし。つまり…

疲労困憊11人<疲労8人+元気2人?

本来なら、退場してから変えるという後手ではなくて、チームをマネジメントすべき人物が先手先手で行わなければならないはずなんですが…。そもそもその人物は疲労困憊の11人を先発させるような事を回避しなければならないはずなんですが…。

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今日の観戦時における心情の図式。

ジーコがこのまま延命を決めてしまうよりは負けてしまった方が良い<勝って中国のサポーターを黙らせたい

ジーコ解任派(自分のこと)の心情まで変えさせてしまう中国サポって凄いと思いました。…情報によれば、彼らはサッカーを見に来ているのではなくて、日本にブーイングをしに来ているだけのようなので、サポーターとすら呼べないでしょうけど。

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でも中国語で「サッカーファン」を差すという「球迷」という言葉はいいね。さて決勝はイラン・中国、どちらでしょう。やはり中国とやって

力の差を見せつけてやりたい

ところですが…

あっさりと返り討ちにあいそう

な気もする。