日本代表−中国代表@アジアカップ6(玉田出場)

祝・玉田代表4点目。中国サポーターを家路につかせる素晴らしいゴールでした。チームが苦しい時間帯に点を取れたのも、フォワードとして合格点でしょう。

1対1だと本当に落ち着いてますね。直前の玉田特有「ちょっと長めトラップ」が絶妙でした。相手がギリギリ届かないところに落とす、誘い出すようなトラップ。

記念すべき代表1点目のハンガリー戦も、直前に同じようなトラップを見せていた事を覚えている方もいるかと思います。これって狙ってやってるんでしょうかねぇ?

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ともかく、個人的にジーコの批判ばかり散々繰り返していたこのアジアカップも、結局は優勝という最大の結果を持って幕を閉じることになりました。解任派としては何とも言い表しがたい心情でもあるのですが、とりあえず

ジーコでも勝てるんだから日本は強くなったんだ

という結論で自分を納得させようかと思います(笑)。

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中国はなんだか拍子抜けするほど気迫が無かった印象。プレスも緩い、というよりむしろほとんどの時間を歩いていたかのようなダイナミズムのなさ。攻めていても、日本ディフェンダーが余裕を持って跳ね返せてしまうほど雑なプレイばかりで、怖さがほとんど感じられませんでした。

コンディションが整ってなかったか、それとも初優勝へのプレッシャーか…。はたまた諸事情絡みまくりの圧倒的ホーム状態にかえって気負ったのか。

外交問題まで巻き込んでしまった今回の諸問題。中国代表選手たちはそんなことには当然関係なく、(若干ラフではあったが)正々堂々と戦う気持ちが感じられました。ですがやはりピッチ外の出来事で問題が起きていることは、彼らのプレーに良くない影響を及ぼしていたのかも知れません。自分たちとは関係のない政治的思惑が周りに渦巻いている中、集中力を保つことはプロとはいえなかなか難しいでしょう。

今回の中国の“球迷”(サッカーファンの意)の行動は、結局は自分の応援しているはずのチームに雑念を与えてしまっていたのではないでしょうか。

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敵である日本の玉田や川口、中澤なんかはブーイング効果でむしろパワーアップしてたように思えたしねぇ。まさに逆にいい雰囲気

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さて。フル代表の方は一旦このアジアカップの閉幕で一区切り。来週にはJリーグのセカンドステージが開幕します。

玉田さん。黄色いユニフォームを着た時にも活躍願います。

疲労で1ヶ月くらい動けないなんて事がないのを祈るばかり…。