2004-ナビスコ-05鹿島@日立台
満員で赤一色のアウェイ自由席に押されるように、序盤から満足にボールをつなげることさえ出来ていません。この数ヶ月、何度も何度も見たシーン。この辺り、監督が変わったからと言って一朝一夕で劇的に改善するわけではないですね…。
今日の相手である鹿島アントラーズは、本山・小笠原・中田浩二(・鈴木隆行)の代表組+平瀬・大岩・名良橋の出場停止組を欠くという、はっきり言ってしまえば「ほぼサテライト」という布陣です。
そんな相手に対して、特に意図の感じられる攻撃もなく、当然得点のニオイもしないまま、ダラダラと試合は過ぎていきます。前半半ばに、波戸が腰(?)を痛めてピッチ外に出てしまいました。トレーナーからは×印…。
波戸が担架で運ばれていって10人になってしまっていたこの時、ピッチサイドで下平が交代待ちをしているのに、中途半端に相手サイドへ蹴り返すだけしかしないクリアでプレイを切らなかった場面。この試合に対するチームとしての集中力の無さが唐突に浮き彫りになったようで、ゴール裏で一人憤慨していました…。
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結局、前半のチャンス(っぽいもの)はゼ・ホベルトの個人技のみ。しかもまぁそのシュートがまた枠に飛ばないこと飛ばないこと。。
まだまだこのチームは、ボールを持っている時に「前へ!」という推進力と意識付けが欠けています。早野さんには「ディフェンスラインでボールを回しているだけじゃ点は取れません。」と言うことを早急に教え込んで頂きたいですね。
後、スローインの練習もお願いします。今日はまぁ、「どこに投げよう?」みたいな“おどおどスローイン”からは多少はマシになっていた(ように思えた)けれども。
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後半は、例によって谷澤投入後に急速に活性化しました。谷澤投入の最大の利点は、テクニックが生み出す「前への推進力」。谷澤の技術は他のチームメイトも認めているところでしょう、彼がボールを持った瞬間には、チーム全体にも「よし!行くぞ!」といったふうな効果が波及するように思えます。ゼ・ホベルトも、他の選手とはイマイチ呼吸が合わない中、谷澤とのコンビネーションは(何故か)良好。
この「日伯テクニシャンコンビ」でいくつかのチャンスを作りました。結局は今をときめく五輪オーバーエイジGK曽ヶ端準に止められてしまいましたが…。
ディフェンダー陣は、セットプレイの守備で相手をフリーにしてしまったり、中澤vs深井(身長差27cm)が危なっかしくて見てられなかったり、と、危険な場面もありましたが、0点に抑えたので一応は及第点にしておきましょう。
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今日最も早野色が感じられた、それと同時に一番の驚きであったのは下平OUT→渡辺毅IN。そのまま渡辺毅はFWの位置に。
苦し紛れのロングボールを片っ端から跳ね返される、というレイソル劣勢お決まりパターンを打破するためにはどうすればよいのか?という命題に対する早野式回答だったのでしょう。確かに、高さには抜群の強さを見せてくれました。オプションの一つとして、今後面白いかも知れません。
けど、結局、毅が落としたボールに対するフォローがなかったり、そもそも毅に当てるためのロングボール精度が非常に悪かったりと、まだまだ改善の余地はありますね。
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0-0のドローで、「早野らしさ」というものは上記の毅FWを除いてはあまり感じられることができませんでした。ま、まだ就任間もない、ということで仕方ない部分はあるかもしれません。
来週にはナビスコカップの最終戦。一応まだ予選突破の可能性はあるわけですし、この1週間でチームの精度を高めて望んで欲しいと思います。
↑また髪が伸びてきましたね。
↑ムック&遠藤保仁ガチャピン
↑チョキは親指と人差し指で。
↑着ぐるみ3人衆。ちなみに気温は30.2度…。
↑背中が泣いています。