2004-1-09ＦＣ東京＠国立

　国立にて柏レイソル−ＦＣ東京戦。アウェイ。勝てる気がしない…。近頃のダメダメっぷり全開な試合内容から、会社のＦＣファンの先輩に「見に行ったらどうです？絶対勝てますよ」と試合観戦を勧めてしまうほどのやさぐれっぷりのままで現地へ。

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　急造４バックは、相手のスペースを消す事のみに尽力し（サイドバック、しかも左に入れられた近藤に攻めもしろ、ってのは無理な相談ですが）、たとえボールを奪っても即座の相手のプレッシャーに恐れをなしているのか何なのか、前線につながらず、というより前方にボールを蹴るだけの、要するにクリアしかできてません。そんなわけで攻撃の形なんてものは微塵も作れず。３０分までシュート０（最近この「シュート０」って単語ばっかり書いてる気がする…）。

　ただ、前線に張っていた菅沼がよく動いていてボールを貰おう、もしくは取ろうと相手にプレッシャーをかけていた分、即座に相手攻撃になるというと言う事はあまりなく、とはいえそれでもハーフウェイラインからレイソルゴールのエリアでボールが行ったり来たり。

　「組織として戦いたい」と言っている池谷監督とは裏腹に、交通事故のようなボール奪取から（ジェフ市原戦にも書きましたが）谷澤へ、そしてその彼の個人技から①→ディフェンダーを交わして→フリーのゼホベルトへクロス→ヘロヘロヘッド、②→菅沼にスルーパス→菅沼がすぐさま左足シュート→キーパー正面、③→ドリブルで突っかけて→フリーのゼホベルトへグラウンダー→後１歩、という惜しいシーンを作りだしました。

　惜しい！行けるぞ！…と思った瞬間、相手ゴールキックをあっさりとコーナーキックにしてしまい、そしてそのコーナーキックから今野のオーバーヘッドという恐らくもう一生見られないであろうという激レアなゴールを決められました。「ここ何試合か先制されている」と言っていたＦＣ東京に案の定というかなんというか、あっさりと先制点をプレゼント。

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　４バックに加え、ボランチも引いてきて「専守」といってよい前半。なのに最も気をつけなければならないセットプレーで失点し、これ以上このままじゃいかんだろ…。しかしハーフタイムに交代は無し。

　前半のわずかなチャンスを見てこれままで行ける、と思ったのかどうかは分かりませんが、ズルズルと押される後半序盤。まるで前半をもう一度見ているかのようでした。そしてこれもまた前半と同じように、セットプレーで失点。そのシーンですが、動いていたのがＦＣ東京の選手だけだったように見えたのは気のせいでしょうか。

　失点後にようやく選手交代。怪我でベンチスタートだった玉田と茂原を投入。いかにも体の重そうだったドゥドゥ、前線でよく頑張っていた菅沼とチェンジ。遅えよ！と思ったサポーターは何人いたでしょうか。

　試合に飢えていたのか、玉田が好調。そして何より、茂原が良かったですね。とかくボールを持っても出し場に悩むばかりの選手が多い中で、機を見たパス、ドリブル。よく動いてボールを貰おうとする意図が明確。自然とボールも集まり、何度かチャンスを作っていました。

　…とはいえ、ＦＣ東京の厚い壁に…てかジャーンの壁にことごとく跳ね返され、得点は無し。玉田がペナルティエリアで倒されたのも流されて、時間ばかりが過ぎていきました。そのまま敗色濃厚、相手も流しにかかってきたところ、茂原の綺麗なスルーパスから玉田が流し込んでゴール！

　で。１−２で終了。

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　ゴール裏に「枠」と書いたフラッグを（「粋」ではないんです）持っていた方がいらっしゃいましたが、その願いが通じたか、これまで撃っても撃ってもゴール出来なかった玉田がゴール。このまま０−２で負けるよりはまぁ良かったです。良かったんですが負けは負け。

　これで開幕以降、○○●●●●△●●。７試合で勝点１。気が付けば下にいるのは新潟だけです。

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　谷澤はやっぱり途中からじゃないとまだ辛いですかね。ゼホベルトは流れを寸断しすぎです。ドゥドゥはまたコンディションが下がってないですか？シミケンはよくやったと思いますが１点目の発端となったパンチングミスはいただけません。リカルジーニョも最近ちょっとコンディションが良くない感じ。

　玉田は存在感を発揮。代表に行って流れを変えるような力も身に付いてきましたか。怪我をしっかり治して欲しいところ。今日の最大の評価は茂原。これまではそれほど目立った働きが出来ていなかったと思っていたのですが、チームにフィットしてきたのが大きいんですかね。菅沼もジャーン相手によくやっていたと思います。

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　次節は、またも国立で鹿島戦。明神と南が復帰するものの…まだ勝てる気がしないまま１週間を過ごす事になりそう…（鬱）。

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　帰って録画していたBS-iの中継見ましたが、２点目はジャーンのマークに付いていた選手が滑って転んでたんだね…。誰かは分からなかったけど…。