2005-01川崎フロンターレ@日立台

 昨日のプレビューでは、「専守4バック」などと書いてしまいましたが、右の土屋、左の近藤共に頻繁に攻撃に絡むなかなかの動き。元々持っているスピード自体はかなりのものである2人、この試合のように積極的に上がって行ければ十分機能するのかもしれませんね。そしてその思い切った上がりを可能とした中盤の出来も良かったような気がします。ゴール裏からだったので各選手のポジションはよく掴めませんでしたが、上手くスペースを見つけて動きながらボールをキープする、流動的な動きが出来ていました。

 そして練習試合やちばぎんでほとんど仕事の出来ていなかったクレーベルが見違える動き。よく動いてボールの収まり所となり、そこからも前へのドリブルあり、軽いタッチでの大きなサイドチェンジありと、能力の高さを垣間見ることが出来ました。

 …とはいえ、この内容で1点しか取れずに引き分けてしまったのはやはり課題。点を取った後に畳みかけられなかったのもやはり去年の傷が尾を引いているのかも知れません。今日も散見された、浅い位置からのクロスに対する対応が甘い(人数はいるのに相手を捕まえきれない)というディフェンス時の弱さも改善されていないのも気になります。
 同点にされた後のプレー再開後、いきなり集中力を欠いて相手にボールを奪われそうになりましたが、失点するとああいう風に一気に集中力、気力、その他諸々の雰囲気その他が沈んじゃうのもよろしくないですね。新潟戦を思い出して、正直、同点で終わってくれればいいと思ってしまいました。ダメだよ、サポにそんな事思わせるようなプレーをしちゃ…。

 安永を筆頭としてよく走っていたし、攻める時のボールを持っている選手に対する周りのフォローなど、やっている内容は悪くない。むしろ去年の末期(セカンドの神戸戦とか…)に比べると雲泥の出来ですよ。去年のように試合のごとに意志消沈していくのではなく、今日をベースにどんどん上積みを加えていって欲しいと思います!

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 何人かの寸評をメモ代わりに。

 中澤:ジュニーニョと局面局面で負けていなかったのは自信にしていいはず!
 安永:ゴールへの執念には感服。確かにこういうタイプの選手は去年の柏にはいなかったですね。後はシュートさえ決めてくれれば文句なしです。
 山下:去年のちばぎん以来ですよ!今年は頼みます。
 近藤:カウンターの時に猛然と上がって行く姿に自信を感じました。
 谷澤:結果論になってしまいますが、もうちょっと早く投入しても良かったかな…。
 

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 主審の文句はあまり言いたくないんですが…。…いや、止めておきますか。昨日の福西ハンドゴールに対して横浜は文句言ってなかったし…。笛を口にくわえてから流すのだけは止めるべし。

 とりあえず、相手が再三仕掛けてきた肉弾戦をほとんどファールにして貰えず散々だった玉田、お疲れ様でした。痛めた個所はジョゼコーチにしっかりケアしてもらって下さい。