遅ればせながら…2004年総括

 実家より。雪でタクシー待ちも激混み、みぞれ混じりの中、雪をザックザックと踏みしめながら帰ってくる羽目になりましたが…。
 後30分で新年ですが、今年一年を総括したいかと思います。

■ベスト・ゴール

2004.05.09:FC東京戦(国立競技場)・玉田圭司

 途中出場茂原からの絶妙なスルーパス。今年ほとんどなかったといっていい、受け手と出し手の意思がピッタリと合ったシーンでした。
 飛び出してきた土肥を嘲笑うかのようにちょっと浮かせたシュートを放った玉田の技術力、ラインの裏に抜けるタイミング、スピードも秀逸。
 どんな形でもゴールはゴールですが、こういう美しいゴールは特に素晴らしいし、印象に残ります。

 また、茂原の秘めるポテンシャルを垣間見た気もしまして、これ以来彼には期待しているのです。

 J's GOAL[Amazing GOAL !]

■ベスト・ゲーム

2004.10.03:横浜Fマリノス戦(横浜国際)1−0

 雨中の横浜国際。気迫を見せ、後半36分の玉田のビューティフルゴール!
 ゴールネットを揺らした瞬間のあのゴール裏の歓喜に、応援に来てくださった他チームサポの先輩をして「優勝したみたい」と言わしめる。

 不調だったとは言え、王者横浜に勝った意義は大きかった。

 J's GOAL[Amazing GOAL !]

■ベスト・プレイヤー

FW28・玉田圭司(10得点7アシスト)

 2年連続2桁得点となる10ゴールをマーク。しかも代表デビューにより明らかに厳しくなったマークをかいくぐってのものだから、去年以上の評価に値します。

 特に無能な代表監督の下で酷使されて、コンディション調整も難しかっただろう中でリーグ戦の大半に出場したのも立派の一言。去年までの途中で試合を投げてしまうようなシーンも(たまに散見されるが)少なくなり、名実とものエースに。

 得点力に加えて、入れ替え戦の谷澤と宇野沢へのアシストのように、チームが点を取るために必要な総合的な能力に磨きがかかっている印象。

 それもこれもA代表で掴んだ自信の為せる技だとしたら、これだけはG子には感謝しておかねばならないでしょう。

■出来事

 柏の葉でのFC東京戦にて、前節ガンバ戦の大敗を受けた横断幕に対抗するかのように起こった挨拶拒否事件。
 ガンバ戦は現地に行けなかったのであのダンマクについては言明を避けますが、とにかく、このままではサポーターと選手の間に何ら信頼関係のない、いわんや敵対する関係になってしまうと、非常に心配になりました。そんな関係はJリーグチームとしての根幹を揺るがす事になってしまう。(どこの国にサポーターと選手がいがみ合うプロのチームがあろうか?)

 だから、翌節アウェイの磐田戦、試合終了後に下平を先頭に(ベンチの選手まで!)ゴール裏に挨拶しに来てくれた時は、(あくまで個人としてですが)何よりも嬉しく安堵した瞬間でした。

 結局入れ替え戦に回る事になってしまいましたが、あの下さん達の行動がなければ、宇野沢や波戸のゴール裏ダイブもなかったのではないかと、今更ながら思うのです。

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 …以上、どうしてもネガティブな出来事の方が多かった一年ですが、来季に向けての収穫もあったと思います。
 2005年シーズンが、歓喜に満ちたものでありますように。