メインで観て分かった事

今回はメインスタンド観戦でした。普段いるゴール裏とは景色も違うし周りの観戦スタイルも違うし、何よりピッチのタテヨコがまるっきり逆(分かりますよね?)。というわけで、普段は分からない事・気付かない事を色々と感じましたよ。

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まず…。柏、圧倒的に声が出てない!
ホリコシの方は常にバックラインから指示や確認の声が出ていたのに対し、レイソルはほとんど無言。
「ヒトが集まっただけではただの“集団”で、そこから意思統一をする事によって初めて“組織”となる。」みたいな事言ってませんでしたっけ?早野さん。お互いの思う事を伝え合って意思疎通を行う、という基本すら出来ていない昨日の試合を観る限りでは、まさに“ピッチ上に11人いたただの集団”。

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前半は右サイドに張っていた谷澤がすぐそこで観られました。
谷澤、ボールが欲しくても自信なげに腕をこそこそと肘上から挙げるだけ(まるで授業参観でみんな手を挙げてるからとりあえず自分も、でも分からないから指されたら困る…とビクビクしながら挙手している小学生かのような…)。
「こっちによこせ!」というような呼び込む声もないし、だからといって目の前のスペースに走り込むでもなく、ボールを貰いに行くでもなく、ただおろおろ。とりあえず足下にもらってそこから技術で勝負したい気持ちは分かるが、4−4−2の中盤前目のその位置では受動的にボールを待っているだけでなく、能動的にボールを引き出す動きを身につけないとチームとして機能しません。
スペースは待って出来るものではなくて作り出すもの。タイプは違う事は重々承知してますが、増田さんのあの献身的な動きを見習って欲しい。

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毅のサイドバックは無謀を通り越して可哀相です。ただでさえ前に進まないボール。相手のプレスからオタオタと逃げ回った終着点は必ずサイド後ろ目のせまーい所。その上だれーもフォローに来てくれないという柏のサイドバックはかなりの嫌われポジションなのではなかろうか。そんなポジションを、本職じゃない毅が何とかこなそうとしているのが何とも儚かったです。

現状の4バックにおいて、右サイドバックは波戸さんがいないとかなり苦しそう。そしてその波戸さん、後1枚イエローを貰ってしまうと2試合出場停止なのですよね…。