2004-2-01鹿島アントラーズ@カシマ
セカンドステージ開幕。相手は鹿島アントラーズ。
ナビスコ杯で退場したため、開幕戦なのに出場停止という離れ業を見せた南の代役にはシミケン…と思わせておいてピントでした。禁断のスキルフルコネコネドリブラー、ゼホベルトも早野新監督の眼鏡に叶ったか、トップ下にて先発。玉田もアジア杯のジーコによるジーコのための疲労蓄積(と報道ステーション出演による精神的疲労)をはねのけてスタメンに名を連ねてくれました。その先発発表で一番激しいブーイングを浴びせられる玉田。中国でもとかく話題になったブーイングですが、こういうのはむしろ快感ですな。有名になったもんだよ…。ちなみにその次…というよりも同じくらいのブーイングだったのが早野新監督。
スパサカによって命名された『ヤマタマコンビ』のコラボレーション・ソングが新しく作られておりました。よく聞き取れなかったけど。斬新でよかった。大谷ソングも完成した模様です。
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肝心の試合内容ですが…。前線のメンバーでワンタッチのパスが2本3本4本と繋がったりしていたのが進歩を感じさせましたが、いかんせんゴールに結び付けるためのパス交換ではない。ただ繋いでいるだけ。それはシュート数の少なさに如実に反映されています。前半シュート0の、試合を通じてもわずか3本という惨状です。
ディフェンスラインでボールを回している時にちょっとプレッシャーがあるとすぐに適当に放り込んでしまう、味方スローインに対するフォローが少ない等の悪癖は全く改善されていない。最後方で落ち着いてボールを回すのは決して悪いとは言いませんが、後半にディフェンスから右サイドの谷澤にロングフィードが渡ったシーンがあったように、バリエーションが欲しい。苦し紛れのフィードが狙われているのがありありと分かる(そしてその通りあっさり取られる)現状は、観戦ストレスの最大の源泉です。
そもそも球捌きをするべきボランチに渡してもすぐにバックパスが返ってきてしまうわけですから、ディフェンスラインだけを責めるのは筋違いかもしれません。明神さん頼みます…。
セットプレーも得点のニオイが全くしません。本当に練習してるのか?それとも本番に弱いのか?キッカーとの意思疎通皆無。味方の頭に当たることも皆無。そのままゴールキーパーキャッチもしくはゴールラインを割ること多数。『ゴールゴール柏ゴール!』のコールが溜息と共に空に儚く消えていくのが虚しいです。ゴールの大歓声に結びつくのは一体いつの日か…。
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ああ。書いていて虚しくなるくらい、本当に勝つ雰囲気が全く感じられない試合だった…。
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“キャシャリン”本山、“ダイバー”鈴木を筆頭に、ぱたぱた倒れる鹿島の選手たち。波戸が外にボールを出すシーンが2度ほどありましたが、個人的にはその行動には賛成です。コンフェデの例を出すまでもなく、生死に関わるような事になれば大問題ですので。そもそも、自分らが勝ってれば相手が時間稼ぎをすることもないわけで。
今年から確か審判が止めない限りはプレーを続けてもよい、というレギュレーションになっていたかとは思いますが…、レフェリーが流しているのに選手が痛がっているということは、そのファールを審判が見逃していた可能性が大きいわけだし…。
それはともかく、上川は相変わらず酷かったです。
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ちなみにこの文章は佐原駅で電車待ちの時間を利用して携帯に記入しています。待ち時間、なんと66分。鹿島は電車で行ってはいけません。佐原に21時に着く電車内で何事もないように「成田千葉方面の乗り継ぎ電車は1番線より22時8分です」とシレっとアナウンスする千葉の電車ってすごい(いや、柏も千葉なんだけどさ)。わざわざスタジアム前から臨時電車走らせてもこれじゃ意味無いよ…。
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以下、翌朝の各紙。
■鈴木はヘボかったby近藤
■大谷vs小笠原
■玉田、水曜日も拉致される
■それほど安定感はなかったような気もするが…
■部外者からは割に褒められるゼホ
■飛ぶ鈴木と見送る波戸
■ジーコ、勝手に満足する
■しばしば、って「皆無」って意味でしたっけ
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【写真】鹿島名物、夏の夜にゆらゆら揺れる恐怖の「SPIRIT OF ZICO…ジーコの幽霊」