2007-09アルビレックス新潟(柏の葉)

 序盤、忠成と谷澤のコンビネーションが冴えに冴えて、新潟陣内を蹂躙。…していたうちは良かったのですが、これという決定機を作れなかったのが痛かったですね。徐々に相手に慣れが出て来るにつれ、また、浦和戦や甲府戦でも突かれたディフェンスライン横のスペースをエジミウソンに上手く使われるようになるにつれて、かなり押し込まれるようになってしまいました。

 大敗後すぐの試合という事で相当の危機感を持って臨んだのであろう新潟の、その集中力は試合終了後まで途切れることなく、危ないシーンをいくつか作られながらもどうにか無失点で凌ぎきってスコアレスドロー。マルシオリシャルデスが俊太を外して打ったミドルは上手かった…。

 平山の怪我で急遽先発に入った阿部吉朗。前半に菅沼のクロスに飛び込んだシーンがありました。メインで観ていたら入ったかと思って手を挙げかけてしまいました。吉朗の持ち味はああいった思い切り良く、かつ点で合わせるゴール前の迫力だと思うのですが、いかんせん今のチームスタイルだとクロス少ないからなぁ…。数少ないチャンスを生かして欲しかったですが、とにかくもっと頑張れ!

 マルシオアラウージョは守備時にマークの受け渡しをはっきりしっかりと指示するなど、フィットしてきている感は有ると思います。後は持っている攻撃のポテンシャルをどこまで発揮出来るか…ですかね。試合後のコメントにもあったように、アルセウと比較すると展開が縮こまりがち。でももっと試合と練習をこなしていけば素早く大きな展開も出来るようになってくる…はず…だといいなぁ。

 そしてなんだかんだ言って気になるお相手の2人。

 某ヤノキショウさんが肩に力がガチガチに入っている感じ。雄太がペナルティエリア外でハイキックを食らっている(ファールだろ)隙に打った、空のゴールマウスを狙ったと思われる宇宙開発はナイスでした。そんなシュートは思わず懐古の情が襲ってくるくらいあれでそれでしたが、運動量とドリブル、裏を取る動きは昔より良くなってますね。でも未だに主審にファール取って貰えないんですね…。彼のファールに対し柏ゴール裏からのブーイングに加えて新潟側からも(審判に対する?)ブーイングが起きて、スタジアム全体から聞こえてくる「Booo!」にちょっと可哀相になってしまったのは秘密です。

 相変わらず飄々としているように見えた某ナガタミツルさんは、昔のクレバーな守備と打って変わって武闘派になってましたね…。ミノルの後頭部を蹴っ飛ばしたように見えて、思いっきりブーイングしてしまいましたが、後で映像を見てみたら彼じゃありませんでしたね。ごめん。しかし全体的に低調に思えました。調子悪かったんでしょうか。足が攣って交代、というところは全く変わってないようですが(笑)
ワールドユース時代のコメント参照

 ともかく…。内容としては余り褒められたものではないかもしれませんが、メンバーが試合ごとに変わるという難しい状況の中での勝ち点1は悪くない結果と捉えておきます。またもやの出場停止に怪我人と厳しい状況は続きますが、次も総力戦で頑張っていきましょう。そう、今回ベンチ入りの池元、アベシューの二人も、力を必要とされる時が来るはず。きっちりと準備をしてその力を見せ付けて下さい!


▲前半、俊太のFKに飛び込む古賀。後もうちょっと。

▲後半のFKのシーン。矢野vs近藤のバトル勃発中(引っ張りすぎ)。

▲ユキヒコの軽やかなCKから俊太が合わせたシーン。惜しい!